事務所建設

2007年12月30日 (日)

照明について その2

照明のお話をもう少し。

B72dscn5487
こちらはリフォームした部分の照明です。
事務所と住宅のつなぎの部分はどうしてもいじらざるを得ませんので
若干手を加えたのですが、その際、照明器具も替えました。
数少ない照明で全体を明るくしたい、特に天井面もほんのり明るくしたいと
色々欲張って考えたのがこの照明です。
材料は杉です。これも材料費自体はかなりローコストです。

続いて中庭をライトアップした時の写真です。

B73dscn5461
これは今日撮影したものなのでヤマボウシの葉が落ちていて
少し枯れた雰囲気がしますがこれはこれでまたいい感じですね。

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2007年12月29日 (土)

トイレです

今日は事務所のトイレです。

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トイレの壁も土壁です。
雰囲気はいいんですがこれはあまり実用的でないかもしれません。

洗面カウンターも杉板で作りました。

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大工のゲンさんの作業小屋で、
「こんな感じ」とか言いながら形を決めました。
このカウンターも自分で漆を塗りました。
土壁と合いますね。

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2007年12月28日 (金)

照明について

今回は、照明についてです。
設計の際、照明器具をどうするかと言う事も
その空間を作っていくうえで大切な事のひとつになります。
空間を考えていく上で、照明器具を敢えて見せたいというケースは
それほど多くはありません。イメージした空間を作るうえではあまり主張のある
照明器具では困る事が多いのです。
そういう観点で照明器具を考える時、既成の照明器具では
使いたいと思うものがそれほどありません。
そういうわけで照明器具も作ったり、色々工夫したりすることになります。

B67dscn5390_2

上の写真は、事務所の1階の天井を写したものです。
これは、カバーのない露出タイプの蛍光灯の下に障子を
はめ込んだものです。照明器具のデザインが主張しないので
空間全体が落ち着いています。

B68dscn5393

こちらもかなりシンプルです。
コストもリーズナブル。
別の現場ですがもう少しこれに手を加えると下の写真の様になります。

B69039

杉の木とすりガラスを使いました。
素材も廻りの仕上げと同じ様なものなのでなじんでいます。
使っている材料はとても安価な物ですが
これだけでかなり全体の雰囲気が変わります。

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2007年12月26日 (水)

事務所の様子 その8

~木製建具について~

ある空間をつくる時、そこに使う建具は
とても大切な働きをします。
引戸にするのかドアにするのかだけでも使い方はずいぶん変わります。
その空間の使い方・性質、隣の空間との関係、などなど色んな事を
考えながらその建具を決めていきます。
当然、既成品では対応できる物がないのでひとつひとつ製作する事になります。
下の写真はその一例です。

B65dscn5364
住宅の方の玄関と居間を仕切る引戸です。
破れにくい障子紙を両面から貼っています。いわゆる太鼓張りという方法です。
こうする事で中に空気層が出来、ある程度の断熱性が保たれます。
ここは玄関に差し込む朝陽を居間に取り込みたかったので
障子を使いました。
木の部分は枠と内部の十字に入っている桟だけ。
後は障子紙だけなのでとても軽く、軽快に動きます。
デザイン的には桟を出さずスッキリさせました。
それ程広い玄関ではないのでゴチャゴチャしないように配慮したわけです。

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2007年12月25日 (火)

事務所の様子 その7

2階の机廻りの写真です。
この机も大工のゲンさん作です。材料は杉。
木製の引き出しも付けてくれました。
L型にしたので作業性は抜群です。

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机の右端の足元をよく見てください。
小さい窓が付いているのがわかりますでしょうか。
この窓を開けると下の写真の様になります。

B64dscn4143
ちょっと遊んでみました。
窓の向こう側に見えるのは1階リビングの引戸です。
この窓越しに1階とのコミュニケーションを取ります。
インターホンとか内線電話だと味気ないですよね。
これだとダイレクトに話が出来るし、ちょっと楽しいですね。
意外と風も通るので夏は涼しいです。

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2007年12月24日 (月)

事務所の様子 その6

2階の事務所です。
床は杉の厚板、壁は赤い土壁です。

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反対側の壁側を見るとこんな感じです。

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家具も杉で作っているので本当に杉だらけです。
土壁の雰囲気とあいまってやわらかい空間になりました。

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2007年12月23日 (日)

事務所の様子 その5

玄関廻りの写真です。
入って右手が1階の事務所、正面に階段が見えます。
床はポーチの色モルタルが連続しています。
玄関の壁は赤い土で塗っています。

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実は、この事務所の2階には扉がありません。
この階段を上がるとそのまま2階の事務所になります。
2階から階段を見るとこんな感じです。右側はロフトへの階段です。

B60dscn5257
余分なスペースを取りたくなかったというのもありますが
限られた2階の空間に広がりを持たせる事が出来ました。
また、2階に居てもお客様の気配がわかり、とても便利です。

下の写真は玄関を見返したところです。

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2007年12月21日 (金)

事務所の様子 その4

ポーチのあたりをご案内します。
赤い壁は大津磨きです。落ち着いた赤でアクセントになっています。
事務所の入口は引戸にしました。
引戸には雨戸も付けています。
三重のこの辺りは台風の影響がかなりあり、
強い風雨に対する対策が必要になります。
「雨が下から降る」と表現されるほどの地域なのです。

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玄関の土間はモルタルに色土を混ぜて色をつけています。
写真ではわかりにくいですが少し黄色っぽい色にしました。
土間に短い2本線のようなものが何箇所か入っているのがわかりますでしょうか。
アップにするとこんな感じです。

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床に少し表情を付けたかったので色ガラスの棒を埋め込みました。
赤と青のガラス棒が綺麗ですね。

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2007年12月20日 (木)

事務所の様子 その3

1階の事務所の窓にもう少し、寄って見るとこんな感じです。

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少ししかない緑ですがこれだけでも随分、雰囲気が和らぎます。
自然の緑の力は凄いですね。

下の写真は、ミニキッチン。電磁調理器と小さいシンクが付いています。
天板は杉に自分で漆を塗ったもの。こんな風に仕上りました。
上の棚にはエアコンも組み込んで機械類があまり目立たないように配慮しました。
扉も余分な装飾はぜず、全体的にすっきりしたものにしました。

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2007年12月19日 (水)

事務所の様子 その2

次は1階をご案内します。
写真は1階の事務所スペースです。

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この建物は土壁で出来ています。そして壁の仕上げにも土を塗っています。
1階と2階で土の色を変えているのですが1階は黄色。
土はとても優しい表情をしていて
部屋全体がやわらかい雰囲気に包まれています。
逆に触ると土が落ちてくるという欠点もありますのでどこにでも
使える仕上げと言うわけにはいきませんが・・・。

この建物の特徴でもあるのですが、柱・梁といった構造材を現しています。
折角の木なので出来るだけ積極的に見せたいと考えています。
柱や梁を見せると言う事は、そのすべてを化粧として仕上げ、
組み方も見せる事を前提としたものでなくてはいけません。
天井を貼って梁を隠し、プラスターボードで壁を覆って柱を隠す場合と比べて
当然、大工の加工の手間は増えます。
しかし、その手間の分だけ空間が生きいきとしています。

次に窓を見ていただきたいと思います。
低い位置に窓が付いていますね。
これは打合せに来ていただいたお客様が隣の家とか、周囲に目を奪われる事なく
落ち着いて打合せをしていただけるよう配慮した為です。
中庭だけが見えてとても落ち着いたスペースになりました。

別の角度からもう一枚。

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床も杉の厚板を張りました。
傷は付きやすいですがやわらかいので歩き心地はいいですね。
また、冬でも足元が暖かいです。
手前の座卓も大工のゲンさんに作ってもらいました。
家具については、また、別の機会に説明します。

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2007年12月17日 (月)

事務所の様子 その1

それでは、完成した事務所を順次、ご案内していきます。
まずは、外部から。

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中庭です。
かなり小さな庭ですが外からの視線をカットしているので落ち着きます。
中庭に面した部屋のカーテンを開けて部屋にいると広がりが出て
気持ちがいいですね。
植栽はかめの森の玉野さんにおねがいしています。
小さい緑ですがそれでもあるとないとでは大違いです。
もう少し、寄って見るとこんな感じです。

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反対側から、見返すとこんな感じです。
居間の前に杉の赤身でウッドデッキを作りました。
ランチをここで食べると、とてもおいしいです。

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2007年12月14日 (金)

完成です

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完成写真です。
今年(平成19年)の5月から、使っています。
自分の事務所なので色々、実験的なこともしていますが
まちなみに対して落ち着いた佇まいとすることが出来たのではないかと
思っています。
また、来ていただいたお客様は木の香りがしていいですねと
言ってくださいます。この香りはブログではお伝えできませんが・・・・。


奇をてらわず、身の回りにある身近な素材を活かす、
簡素でありながら、おおらかに人を包み込む、
そして長い歳月を経た後に朽ち果てて自然に帰っていく、
そんな建物であって欲しいと考えました。

この後はしばらく、新しい事務所の紹介をしていきます。

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2007年12月12日 (水)

外構工事

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外構工事が始まりました。
写真はアプローチの敷石を施工しているところです。
外構は、かめの森の玉野さんにお願いしました。
玉野さんの外構のセンスが好きなのでよくお願いしています。
今回は予算がない中、いい感じで外構を仕上げてくれました。

下は、民家で転がっていた延べ石を安く分けてもらったものです。
新しい物にはない味わいがあります。
手前は枕木です。

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2007年12月10日 (月)

漆塗り

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いよいよ、完成が近くなってきました。
写真は、ミニキッチンのカウンターです。茶色い色は漆です。
自分で塗りました。
伝統的なきちんとした漆塗りなど出来るはずもなく、これは下地処理もなしで
塗っています。しかも1回塗り。
しかし、これでも十分機能しています。
漆は水には強いし、しかも味もありますしね、気に入っています。
かぶれないか心配でしたが大丈夫でした。

漆は湿気で乾かします。
下の写真は、湿潤状態になるように、内部に濡らしたバスタオルや
水を張った洗面器を置いてビニールで囲った状態です。

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2007年12月 8日 (土)

外部木製建具

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墨汁塗の杉の外壁も張り上がり、外部の木製建具も付きました。(2階です)
但し、まだガラスは入っていませんが。
外廻りでは、木塀の土台と柱が出来てきました。(写真手前です)
かなり、建物らしくなってきましたね。あと少しです。
下の写真は同じ頃の内部です。階段が付きました。
B42dscn3205

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2007年12月 6日 (木)

外壁 左官の下地

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玄関の横の外壁は大津磨きの仕上げになります。
写真はその下地。木摺りです。
この段階から、いくつかの工程を経て見事な
左官の仕上りになっていきます。

さて、職人さんの写真をアップしてみたいと思います。
この日は大工と左官が入っていました。
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左から、左官の尾崎さん、
後は大工の山田さん、清水さん、山本さん、
そして一番右が棟梁のゲンさん(中村さん)です。
和やかなお茶の一コマでした。

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2007年12月 5日 (水)

壁 左官仕上げ

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いよいよ、壁の仕上げ工程に入ります。
とは言っても、今回の仕様、すこし工程を省略しています。
普通、荒壁の上に大直しを2回ほど、そして中塗り、その後、上塗りとなりますが
今回は上塗りはなし。中塗りで終わりです。
左官は、工房カズの西川さん。腕もセンスもいいのでよくお願いしています。
仕上げはとても中塗りには見えません。というか仕上げとして塗ってくれているので
材料の配合も違うのですが・・・・。「なで切り」という仕上げです。
写真で言うとやや緑がかった黄色の三角形の部分が仕上がった状態です。
時間が経って乾いてくると優しい黄色になってきます。

下は2階です。2階は赤い壁にしました。

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2007年12月 4日 (火)

外壁 墨汁塗

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事務所の話に戻ります。

外壁は杉板張としています。杉板の塗装は2種類。
事務所側は墨汁塗。住居側は柿渋塗。
今日は墨汁塗の方の紹介です。

墨汁塗・・・・「いつか一度はやってみたい」、そう思ってました。
墨汁の主な原料は当然、墨。墨の成分は炭素です。
炭素は非常に変質しにくい材料なんです。
遺跡で木簡が発見されたなんてよく聞くかとおもいますが
何百年も前に木に墨で書かれた字が残っていますね。
お墓でも目にする事があるかと思います。

私の知る限りでは墨汁塗は一般にはされていないようです。
ただ、墨の性質を考えてみると外壁の仕上げとしては非常に合理的なのでは
ないでしょか。
では、何故、墨汁塗が一般化しなかったのか?
おそらく昔は墨汁という安価な材料がなかったからではないか、
昔は墨は高価な材料でしかも固形です。そんな高価な材料は外壁には使いませんね。
年配の大工さんに聞いてみると削り墨といって墨の残りカスのようなものを
水で溶いて外壁に塗ったということはあるようですがやはり、仕上げのグレードとしては
上の部類だったそうです。

・・・・と、まあ、そういうわけで念願かなって自分の建物で採用しました。
墨汁、安いです。これも非常に魅力的でした。
外壁を100㎡ほど塗ったのですが材料代は1万円かかっていません。
手間は、自分で・・・・・。今回、塗装工事はすべて自分でやりました。
今のところ、事務所の外壁の墨汁塗も不具合ありません。
軒が深いのであまり雨は当たらないのですが雨が当たるところでも
墨は落ちていません。風合いもいい感じで気に入っています。

写真は、棟梁のゲンさんの作業場を借りて墨汁を塗っているところです。
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2007年12月 2日 (日)

もみ殻断熱

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炭敷きに続いては『もみ殻断熱』です。
もみ殻、ご存知ですか?いわゆる、あの“米”のもみ殻です。

今回の建築では、自分の建物なので色々な実験をしています。
そのひとつがこの『もみ殻断熱』です。

常々、現代の断熱仕様に対しては疑問を持ち続けていました。
多湿のこの日本で既成の断熱材で本当に良いのか?
長い年月の検証を受けていない建築素材の使用については
やはり、絶対的な信用は置けません。
時間的な検証を経た素材ほど信頼の置けるものはないのではないでしょうか。
もみ殻がそういう素材なのかどうかは疑問がありますが
蔵の壁の内部に使用されていたことのある素材ではあるのです。

今回は思い切って床断熱に『もみ殻』を使ってみました。
農協で分けていただいたので材料費はゼロ。
これも魅力のひとつではありました(笑)

さて、吉と出るか凶と出るか・・・・実験中です。

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2007年12月 1日 (土)

床下 炭敷き

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床下には、炭を敷きました。
この炭は、ゲンさんの親戚で焼いている炭の残りを分けてもらったものです。
田舎だとこういうことがごく自然に出来るんですよね。
そういうところがとてもいいと思いました。
床下の炭敷きの効果については諸説があり,
とくに調湿作用については広く知られています。
ただし、炭の吸湿能力も無限ではありませんのでやはり、床下の換気は
重要だと考えています。
床下換気については基礎パッキンだけに頼らず、さらに基礎に換気孔を
設ける事を標準仕様としています。
いくつかの現場で体験しましたが炭を敷いた建物は何故かすがすがしい
感じがしますね。

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2007年11月30日 (金)

2階の様子

荒壁の裏返しが終わって2階はこんな感じです。

B30dscn2430

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2007年11月29日 (木)

屋根廻り

去年の年末、今年の年始あたりの写真です。
大屋根は耐摩カラーガルバリウム鋼板葺きです。
夏場の暑さをしのぐ為、軒下から空気を入れ、暑くなった空気を棟から排気する
いわゆる棟換気を採用しています。

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そして住居部分とのつなぎの平屋部分は日本瓦葺きです。
軒は『巴付唐草軒瓦(ともえづけからくさのきがわら)』、
棟は『伊勢箱(いせばこ)』と言う名前が付いています。

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今回、瓦も少し遊んでみました。
ちょっとしたこだわりで屋根の表情はぐっと変わります。

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2007年11月27日 (火)

荒壁 その2

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外壁の外側の土をつけ、3週間ほど乾かして今度は壁の内側に土壁を付けます。これを裏返しといいます。
下は全景です。

B27dscn2290

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2007年11月26日 (月)

荒壁

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竹小舞を編んで荒壁を付けます。まずは壁の外側から。

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2007年11月24日 (土)

壁の貫

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この建物は荒壁(土壁)をつけるのですがその前に貫を通しておきます。
柱に貫の穴をあけて貫を通します。
貫は土壁の下地となるわけですが大きな地震の時に建物が倒れてしまうのを
防ぐ役割も持っています。
建設を急ぐ現代の木造家屋に採用される事がめっきり減ってしまった土壁、貫ですが
優れた昔の知恵がそこには隠されているのです。

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2007年11月23日 (金)

瓦の納まり検討

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ゲンさんが瓦屋根の鼻先の納まり検討用にサンプルを作ってくれました。
この納まりが少し違うだけで出来上がったときの見え方が全然違ってきます。

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瓦をのせてみるとこんな感じ・・・・・って言ってもこの写真じゃよくわかりませんね。
まあ、現場ではゲンさんと色々検討して納まりを決めました。
どんな風に仕上がったかはあとのお楽しみという事で。

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2007年11月22日 (木)

屋根仕舞い

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上棟が終わるとその後、すぐ屋根の工事に移ります。
建てた柱や梁が雨に濡れるのを防ぐ為、急いで屋根の工事に入るわけです。
写真は野地板を敷き終わり、シート、垂木の施工の段階です。
この建物はいわゆる既製品の断熱材を使用していません。
屋根は野地板として36ミリの杉の厚板を2重張りしています。
この合計72ミリの杉の厚みで断熱しています。
左側に見えている杉板は2重張りした杉です。
そして右側に見えているのが垂木。
この垂木と垂木の間を通気層としています。
屋根で暑くなった空気を棟から抜く、いわゆる棟換気の構造です。

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2007年11月21日 (水)

上棟 その3

B16dscn1805

上棟編、最終です。
2階の柱が建って軒桁を落としこんでいるところです。
桁と梁が取り合うところがお互い欠き込まれているのがわかりますでしょうか?
こういった納め方を『渡りあご』といいます。

B17dscn1788

上の写真、杉の梁の角をかなづちでコンコン・・・。
「えっ?こんなことしていいの?」と思うかもしれませんが
いいんです。
梁を落とし込む時にスムーズに入るようにするためなんです。
こういう作業を『木を殺す』と言ったりします。

さて、今日の仕事もほぼ終わり。
小屋組みまで出来上がりました。
一番上の斜めの梁は登り梁といいます。
木組みって綺麗ですね。

B18dscn1818

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2007年11月20日 (火)

上棟 その2

B13dscn1726

少し作業は進み、1階の柱、梁を組んでいます。建物の四隅の長い柱は5寸角の杉の通し柱です。その他の柱は杉の4寸角。基本的に木組みにはあまり金物を使っていません。いわゆる伝統的な構法でやっています。構造的な話になるとかなり専門的な話になってしまいますが簡単にいうと粘りのある建物を想定しています。大きな地震の時に多少、建物の被害が合っても建物が倒れないそういう構造です。

B14dscn1705

さて、この写真は5寸角の通し柱の2階の梁が取り付いてくる接合部です。シャチ引きという方法で金物を使わない木組みのディテールです。
下は1階の主な部分が組みあがったところです。
次回も上棟の模様を続けます。

B15dscn1758

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2007年11月19日 (月)

上棟 その1

B11dscn1683

去年の11月22日に上棟しました。
規模が小さいので土台敷きから、棟上まで一日でやりました。まずは、土台から。
土台には杉の赤身を使いました。杉の赤身は水気に強いので腐りにくく、また、虫が嫌う材料でもあります。ただ、材質的に柔らかいという性質がありますのでその点には注意をして使っていく必要があります。
この建物の場合は柱のホゾを土台の下端まで貫通させ、柱の荷重が土台に直接掛からないようにしています。
写真に写っている板状の物は木製の基礎パッキンです。材質はモアビ。
大工のゲンさんの作業小屋にあった手持ちの材料を使っています。

B12dscn1688

こんな感じで土台敷きが進んでいきます。
棟梁のゲンさん登場です(笑)
次回も上棟の模様をお伝えします。

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2007年11月18日 (日)

大工 作業小屋にて

B10dscn1525

中勢森林組合から、ゲンさんの作業小屋に材料が入ってきました。
材料は荒挽きの状態で入れてもらっています。
写真は荒挽きの状態から、大工の方で材の直角を出して挽きなおした状態です。
製材所のほうで仕上げてもらうと当然、指定寸法通りに仕上げてくれるのですが
大工が自分で挽き直すのであれば、手元に届いた材料を出来るだけ
大きく(太く)使うことが出来るのです。
棟梁のゲンさんはそういう見極めが出来る大工なのです。
ひと手間多く掛かりますが木材を無駄なく使うことが出来ます。
この日は作業小屋でヤング係数(木材の曲げに対する強度)と含水率を測定しました。
一般的な杉の強度と同等以上の強度が確認出来ました。
作業としてはこの後、墨付けとなります。
ここからが大工の腕の見せ所。ゲンさん、よろしくね。

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2007年11月17日 (土)

基礎

B8dscn1485

基礎が出来上がりました。写真は去年の10月下旬の頃の様子です。
コンクリートは耐久性を考え、水セメント比を50%程度に抑えています。
こうする事でコンクリートの耐久性が格段に向上します。

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もちろん、コンクリート打設時は現場で品質の確認もします。

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2007年11月16日 (金)

鋼管杭打ち込み

B7dscn1185

そして時は9月下旬、鋼管杭を打ち込みました。
本数は19本。こうして工事は徐々に進んでいきます。

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2007年11月15日 (木)

地盤調査

B6dscn0463

話は前後しますが4月末頃、敷地内の地盤調査を行いました。
地盤の状態は地面の上から見ているだけではわかりません。
やはり、こういった地盤調査が必要になります。
写真の調査はスウェーデン式サウンディング調査という方法です。木造住宅の地盤調査でよく採用される比較的簡易な地盤調査です。
さて、地盤調査の結果、地表は硬いのですがその下に2mほど軟弱な地盤があることがわかりました。予想していた事ではありますが、以前はこの辺りは田んぼでしたのでここにも田んぼの土が残っていました。田んぼの土は軟弱で建物を支持する地盤には適しません。
この調査結果を踏まえて3mの鋼管杭を打つ事にしました。

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2007年11月13日 (火)

中勢森林組合へ

B5dscn1076

7月の末頃の写真です。
山から、搬出した木は製材され、さらに乾燥工程を経ることになります。
今回は、天然乾燥で、3ヶ月ほど自然乾燥したものです
そして最終工程で中温乾燥をかけ、含水率を落しています。
白山町の中勢森林組合に棟梁の中村建築の中村隆志さんと一緒に木材を見に行きました。
製材された杉は木目がつんでいて、しっかりした材でした。
この材料を無駄にすることなく、しっかり使っていこうという気持ちが自然に沸いてきます。
棟梁の中村さんはみんなから“ゲンさん”と呼ばれています。
みえ木造塾を一緒にやってきた仲間で40歳過ぎと若いのですが
伝統的な大工の技術に詳しく、今回も色々、相談しながら工事を進めていきました。

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2007年11月12日 (月)

山へ

B4dscn0642 

それではそろそろ建設の模様をお伝えしていきたいと思います。

まずは工事のメイン、木材の調達です。
ということで山へ行ってきました。

去年の6月初旬くらいの頃の話です。木を見に山へ行ってきました。
いつも木の乾燥には気を使うのですが
今回は、山で葉枯らしをした杉を使うことにしました。
葉枯らしは、伐採した木を葉っぱを付けたままで山に3ヶ月以上、置いておきます。そうすると葉っぱから木の水分が抜けていくのです。
ただし、そのままでは建築に使えるほど水分が抜けるわけではないのでその後も乾燥の工程が必要となります。 また、葉枯らしをすると木の色艶が良くなるという方もいます。

木材の調達は中勢森林組合にお願いしました。 木こりの三浦林商の三浦さんが伐採している美杉の山です。この山から出てくる木材を中勢森林組合で乾燥、製材をします。
建築現場からは車で1時間ほどでいける山です。こんな近くに木材があるのですから三重は森林資源に恵まれた地域ですね。

写真右手は中勢森林組合の藤崎さん、中央は三浦林商の三浦さんです。後に伐採した杉が見えています。

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2007年11月11日 (日)

中庭の様子です

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十数件の小さな団地の一角にある敷地なのですが塀を取り払い周囲に対して敷地を開きました。非常にスッキリしましたがプライバシーの問題が出てきます。そこで中庭を造り、木塀で囲む事によって適度にプライバシーを確保しました。小さい庭ですが快適です。

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2007年11月10日 (土)

まずは建物の概要を

B2dscn4097

事務所は木造2階建てで既存の自宅・木造2階建てに増築しました。
最初にこの建築のプランニング・コンセプトを書いておきたいと思います。
1.身近な素材を活かす、また、地元の職人の腕を活かす 
   ~既製品を安易に使用せず、身近にある素材を改めて見直し、建築に使用する。
   ・地元三重の美杉の葉枯らし杉を使用
   ・壁は土壁(竹小舞+荒壁+中塗り仕上げ)
   ・断熱材も既製品は使わずに工夫しました。
        屋根:36ミリの杉厚板 二重張り
        壁   :土壁のみ(但し、開口部はペアガラスを使用)
        床下:36ミリの杉厚板の下にもみ殻を敷設。墨敷きもしています。
   ・大工、左官、板金などなど、地元の気心の知れた職人さんにお願いしました。
    本当にいい仕事してもらいました!    
2.極力、施工にかかわる。
   ~普段は、工事監理という形で工事にかかわるわけですが今回は、現場監督!
   ・直営工事とし、現場管理を自ら行う。(現場監督って事です。)
   ・塗装工事は自分でやる。(外壁、キッチンカウンターの漆塗)
3.増築という事で発生する敷地面での制約、工事面での制約などの克服。
   ~限られた小さなスペースを有効に活用し、豊かな空間にするべく工夫する。
   ・自宅のリビングと事務所の間に小さい中庭を設け、外部の視線を遮りつつ、
    内部からの視線の広がりを求める・・・・・などなど、工夫は随所に。

ざっとあげてみるとこんな感じです。
詳しくは、徐々にご説明していこうと思います。
写真は、1階の事務所です。窓の向こうに中庭が見えています。

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2007年11月 8日 (木)

事務所建てました

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今年の春、shu建築設計事務所のオフィスを建設しました。
杉普請で土壁の建物です。
これから、 建設の模様を順を追って紹介していきます。

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