事務所建設
2007年12月30日 (日)
2007年12月29日 (土)
2007年12月28日 (金)
照明について
今回は、照明についてです。
設計の際、照明器具をどうするかと言う事も
その空間を作っていくうえで大切な事のひとつになります。
空間を考えていく上で、照明器具を敢えて見せたいというケースは
それほど多くはありません。イメージした空間を作るうえではあまり主張のある
照明器具では困る事が多いのです。
そういう観点で照明器具を考える時、既成の照明器具では
使いたいと思うものがそれほどありません。
そういうわけで照明器具も作ったり、色々工夫したりすることになります。
上の写真は、事務所の1階の天井を写したものです。
これは、カバーのない露出タイプの蛍光灯の下に障子を
はめ込んだものです。照明器具のデザインが主張しないので
空間全体が落ち着いています。
こちらもかなりシンプルです。
コストもリーズナブル。
別の現場ですがもう少しこれに手を加えると下の写真の様になります。
杉の木とすりガラスを使いました。
素材も廻りの仕上げと同じ様なものなのでなじんでいます。
使っている材料はとても安価な物ですが
これだけでかなり全体の雰囲気が変わります。
2007年12月26日 (水)
事務所の様子 その8
~木製建具について~
ある空間をつくる時、そこに使う建具は
とても大切な働きをします。
引戸にするのかドアにするのかだけでも使い方はずいぶん変わります。
その空間の使い方・性質、隣の空間との関係、などなど色んな事を
考えながらその建具を決めていきます。
当然、既成品では対応できる物がないのでひとつひとつ製作する事になります。
下の写真はその一例です。
住宅の方の玄関と居間を仕切る引戸です。
破れにくい障子紙を両面から貼っています。いわゆる太鼓張りという方法です。
こうする事で中に空気層が出来、ある程度の断熱性が保たれます。
ここは玄関に差し込む朝陽を居間に取り込みたかったので
障子を使いました。
木の部分は枠と内部の十字に入っている桟だけ。
後は障子紙だけなのでとても軽く、軽快に動きます。
デザイン的には桟を出さずスッキリさせました。
それ程広い玄関ではないのでゴチャゴチャしないように配慮したわけです。
2007年12月25日 (火)
2007年12月24日 (月)
2007年12月23日 (日)
2007年12月21日 (金)
2007年12月20日 (木)
2007年12月19日 (水)
事務所の様子 その2
次は1階をご案内します。
写真は1階の事務所スペースです。
この建物は土壁で出来ています。そして壁の仕上げにも土を塗っています。
1階と2階で土の色を変えているのですが1階は黄色。
土はとても優しい表情をしていて
部屋全体がやわらかい雰囲気に包まれています。
逆に触ると土が落ちてくるという欠点もありますのでどこにでも
使える仕上げと言うわけにはいきませんが・・・。
この建物の特徴でもあるのですが、柱・梁といった構造材を現しています。
折角の木なので出来るだけ積極的に見せたいと考えています。
柱や梁を見せると言う事は、そのすべてを化粧として仕上げ、
組み方も見せる事を前提としたものでなくてはいけません。
天井を貼って梁を隠し、プラスターボードで壁を覆って柱を隠す場合と比べて
当然、大工の加工の手間は増えます。
しかし、その手間の分だけ空間が生きいきとしています。
次に窓を見ていただきたいと思います。
低い位置に窓が付いていますね。
これは打合せに来ていただいたお客様が隣の家とか、周囲に目を奪われる事なく
落ち着いて打合せをしていただけるよう配慮した為です。
中庭だけが見えてとても落ち着いたスペースになりました。
別の角度からもう一枚。
床も杉の厚板を張りました。
傷は付きやすいですがやわらかいので歩き心地はいいですね。
また、冬でも足元が暖かいです。
手前の座卓も大工のゲンさんに作ってもらいました。
家具については、また、別の機会に説明します。
2007年12月17日 (月)
2007年12月14日 (金)
2007年12月12日 (水)
2007年12月10日 (月)
2007年12月 8日 (土)
2007年12月 6日 (木)
2007年12月 5日 (水)
2007年12月 4日 (火)
外壁 墨汁塗

事務所の話に戻ります。
外壁は杉板張としています。杉板の塗装は2種類。
事務所側は墨汁塗。住居側は柿渋塗。
今日は墨汁塗の方の紹介です。
墨汁塗・・・・「いつか一度はやってみたい」、そう思ってました。
墨汁の主な原料は当然、墨。墨の成分は炭素です。
炭素は非常に変質しにくい材料なんです。
遺跡で木簡が発見されたなんてよく聞くかとおもいますが
何百年も前に木に墨で書かれた字が残っていますね。
お墓でも目にする事があるかと思います。
私の知る限りでは墨汁塗は一般にはされていないようです。
ただ、墨の性質を考えてみると外壁の仕上げとしては非常に合理的なのでは
ないでしょか。
では、何故、墨汁塗が一般化しなかったのか?
おそらく昔は墨汁という安価な材料がなかったからではないか、
昔は墨は高価な材料でしかも固形です。そんな高価な材料は外壁には使いませんね。
年配の大工さんに聞いてみると削り墨といって墨の残りカスのようなものを
水で溶いて外壁に塗ったということはあるようですがやはり、仕上げのグレードとしては
上の部類だったそうです。
・・・・と、まあ、そういうわけで念願かなって自分の建物で採用しました。
墨汁、安いです。これも非常に魅力的でした。
外壁を100㎡ほど塗ったのですが材料代は1万円かかっていません。
手間は、自分で・・・・・。今回、塗装工事はすべて自分でやりました。
今のところ、事務所の外壁の墨汁塗も不具合ありません。
軒が深いのであまり雨は当たらないのですが雨が当たるところでも
墨は落ちていません。風合いもいい感じで気に入っています。
写真は、棟梁のゲンさんの作業場を借りて墨汁を塗っているところです。
2007年12月 2日 (日)
もみ殻断熱
炭敷きに続いては『もみ殻断熱』です。
もみ殻、ご存知ですか?いわゆる、あの“米”のもみ殻です。
今回の建築では、自分の建物なので色々な実験をしています。
そのひとつがこの『もみ殻断熱』です。
常々、現代の断熱仕様に対しては疑問を持ち続けていました。
多湿のこの日本で既成の断熱材で本当に良いのか?
長い年月の検証を受けていない建築素材の使用については
やはり、絶対的な信用は置けません。
時間的な検証を経た素材ほど信頼の置けるものはないのではないでしょうか。
もみ殻がそういう素材なのかどうかは疑問がありますが
蔵の壁の内部に使用されていたことのある素材ではあるのです。
今回は思い切って床断熱に『もみ殻』を使ってみました。
農協で分けていただいたので材料費はゼロ。
これも魅力のひとつではありました(笑)
さて、吉と出るか凶と出るか・・・・実験中です。
2007年12月 1日 (土)
2007年11月30日 (金)
2007年11月29日 (木)
2007年11月27日 (火)
2007年11月26日 (月)
2007年11月24日 (土)
2007年11月23日 (金)
2007年11月22日 (木)
2007年11月21日 (水)
2007年11月20日 (火)
2007年11月19日 (月)
上棟 その1
去年の11月22日に上棟しました。
規模が小さいので土台敷きから、棟上まで一日でやりました。まずは、土台から。
土台には杉の赤身を使いました。杉の赤身は水気に強いので腐りにくく、また、虫が嫌う材料でもあります。ただ、材質的に柔らかいという性質がありますのでその点には注意をして使っていく必要があります。
この建物の場合は柱のホゾを土台の下端まで貫通させ、柱の荷重が土台に直接掛からないようにしています。
写真に写っている板状の物は木製の基礎パッキンです。材質はモアビ。
大工のゲンさんの作業小屋にあった手持ちの材料を使っています。
こんな感じで土台敷きが進んでいきます。
棟梁のゲンさん登場です(笑)
次回も上棟の模様をお伝えします。
2007年11月18日 (日)
大工 作業小屋にて
中勢森林組合から、ゲンさんの作業小屋に材料が入ってきました。
材料は荒挽きの状態で入れてもらっています。
写真は荒挽きの状態から、大工の方で材の直角を出して挽きなおした状態です。
製材所のほうで仕上げてもらうと当然、指定寸法通りに仕上げてくれるのですが
大工が自分で挽き直すのであれば、手元に届いた材料を出来るだけ
大きく(太く)使うことが出来るのです。
棟梁のゲンさんはそういう見極めが出来る大工なのです。
ひと手間多く掛かりますが木材を無駄なく使うことが出来ます。
この日は作業小屋でヤング係数(木材の曲げに対する強度)と含水率を測定しました。
一般的な杉の強度と同等以上の強度が確認出来ました。
作業としてはこの後、墨付けとなります。
ここからが大工の腕の見せ所。ゲンさん、よろしくね。
2007年11月17日 (土)
2007年11月16日 (金)
2007年11月15日 (木)
2007年11月13日 (火)
中勢森林組合へ
7月の末頃の写真です。
山から、搬出した木は製材され、さらに乾燥工程を経ることになります。
今回は、天然乾燥で、3ヶ月ほど自然乾燥したものです
そして最終工程で中温乾燥をかけ、含水率を落しています。
白山町の中勢森林組合に棟梁の中村建築の中村隆志さんと一緒に木材を見に行きました。
製材された杉は木目がつんでいて、しっかりした材でした。
この材料を無駄にすることなく、しっかり使っていこうという気持ちが自然に沸いてきます。
棟梁の中村さんはみんなから“ゲンさん”と呼ばれています。
みえ木造塾を一緒にやってきた仲間で40歳過ぎと若いのですが
伝統的な大工の技術に詳しく、今回も色々、相談しながら工事を進めていきました。
2007年11月12日 (月)
山へ
それではそろそろ建設の模様をお伝えしていきたいと思います。
まずは工事のメイン、木材の調達です。
ということで山へ行ってきました。
去年の6月初旬くらいの頃の話です。木を見に山へ行ってきました。
いつも木の乾燥には気を使うのですが
今回は、山で葉枯らしをした杉を使うことにしました。
葉枯らしは、伐採した木を葉っぱを付けたままで山に3ヶ月以上、置いておきます。そうすると葉っぱから木の水分が抜けていくのです。
ただし、そのままでは建築に使えるほど水分が抜けるわけではないのでその後も乾燥の工程が必要となります。 また、葉枯らしをすると木の色艶が良くなるという方もいます。
木材の調達は中勢森林組合にお願いしました。 木こりの三浦林商の三浦さんが伐採している美杉の山です。この山から出てくる木材を中勢森林組合で乾燥、製材をします。
建築現場からは車で1時間ほどでいける山です。こんな近くに木材があるのですから三重は森林資源に恵まれた地域ですね。
写真右手は中勢森林組合の藤崎さん、中央は三浦林商の三浦さんです。後に伐採した杉が見えています。
2007年11月11日 (日)
2007年11月10日 (土)
まずは建物の概要を
事務所は木造2階建てで既存の自宅・木造2階建てに増築しました。
最初にこの建築のプランニング・コンセプトを書いておきたいと思います。
1.身近な素材を活かす、また、地元の職人の腕を活かす
~既製品を安易に使用せず、身近にある素材を改めて見直し、建築に使用する。
・地元三重の美杉の葉枯らし杉を使用
・壁は土壁(竹小舞+荒壁+中塗り仕上げ)
・断熱材も既製品は使わずに工夫しました。
屋根:36ミリの杉厚板 二重張り
壁 :土壁のみ(但し、開口部はペアガラスを使用)
床下:36ミリの杉厚板の下にもみ殻を敷設。墨敷きもしています。
・大工、左官、板金などなど、地元の気心の知れた職人さんにお願いしました。
本当にいい仕事してもらいました!
2.極力、施工にかかわる。
~普段は、工事監理という形で工事にかかわるわけですが今回は、現場監督!
・直営工事とし、現場管理を自ら行う。(現場監督って事です。)
・塗装工事は自分でやる。(外壁、キッチンカウンターの漆塗)
3.増築という事で発生する敷地面での制約、工事面での制約などの克服。
~限られた小さなスペースを有効に活用し、豊かな空間にするべく工夫する。
・自宅のリビングと事務所の間に小さい中庭を設け、外部の視線を遮りつつ、
内部からの視線の広がりを求める・・・・・などなど、工夫は随所に。
ざっとあげてみるとこんな感じです。
詳しくは、徐々にご説明していこうと思います。
写真は、1階の事務所です。窓の向こうに中庭が見えています。
2007年11月 8日 (木)
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